耳垢が臭い６つの原因とは！膿や中耳炎などの病気のせい？
2016/02/08
他人の耳が臭いとか、自分の耳が臭いと感じたことがある方は
少ないかもしれませんが、ごくまれに、耳垢が臭い人や、
耳が臭い人が存在します。
耳が臭い原因には色々ありますが、気にする必要性はなく
清潔を保つことですぐに収まる臭いから、
疾病が原因で耳が臭う場合もあります。
ここでは、耳のにおいの原因とその対処法をお伝えします。
目次
「病気が原因ではない耳垢のにおいの原因」
１．加齢臭
年齢を重ねるとどうしても体臭がきつくなります。
この臭いを発生させている場所は、顔、うなじ、脇、首などですが、
実は耳の裏からも臭いを発しています。
耳垢が臭いと思っていたら実は耳の裏から臭いを発生させている場合があります。
これは入浴時に耳の裏までしっかり洗うと軽減されます。
また、入浴後はきちんと耳の裏まで拭いてください。
さらに、たばこを吸う人や肉類を多く食べる人は
加齢臭がきつくなる傾向があるので、日頃の食生活を見直すことも大切です。
２、耳垢が臭い
入浴時に耳周辺を洗い忘れていると臭いを発生します。
長期間耳掃除をしていない時も臭いを発生させることがあるので、
もし耳垢が臭いと感じたら耳掃除を行うことで臭いが除去されます。
しかし、耳の中はとてもデリケートなので
、耳から奥1センチくらい程度までで、掃除の頻度は１カ月に1回程度です。
また、耳垢が液体に近いタイプの方は、皮脂の分泌量が多いということになります。
カサカサタイプの人に比べて耳垢が液体タイプの人の方が臭いが強いです。
お風呂に入った時に、軽く水で流す程度でもいいので意識的に洗ってみましょう。
「病気が原因の可能性がある耳垢のにおいの原因」
１．膿の臭い
耳の臭いを気にしすぎたり、
耳の中の清潔を保とうと必要以上に耳かきを行うと、
耳の中の粘膜を傷つけ細菌やウィルスが入り込む場合があり、
耳垢のにおいの原因は「膿」の可能性があります。
耳垢は新陳代謝により自然に体外に放出されます。
また、耳垢は外部からのチリやほこりを耳の奥に届かせないための
バリアの役割もあるので、必要以上に耳かきをするのは控えた方が良いです。
先ほども言いましたが、掃除するのは耳から奥1センチくらい程度までで、頻度は１カ月に1回程度です。
２．先天性耳痩孔
見たことがある方もいると思いますが、
生まれつき耳の近くに小さな穴があいている人がいます。
本来なら穴があいていても全く問題がありませんが、
穴に何らかのウィルスや細菌が入ると悪臭を放つことがあります。
自分で触ったりせず耳鼻科に行き処置を受けてください。
「粉瘤」
粉瘤とは、耳の後ろにできる「イボ」のことです。
イボの中身は皮膚の老廃物などで時々悪臭を放つことがあります。
これは大きくなる前に耳鼻科に行くと治すことができます。
また、耳の裏は意外と皮脂線が多く皮膚の老廃物がたまりやすい場所です。
したがって一度「粉瘤」ができると同じ場所にまたできることがあります。
こういう方は耳の裏の皮脂線が多い可能性があるので、日頃から清潔を保つようにして下さい。
３．中耳炎
みなさん聞いたことがあるでしょうし、
子供の頃に中耳炎を患ったことがあるかたも多いと思います。
中耳炎とは、耳の中の中耳に細菌が入り炎症を起こしている状態です。
また、細菌は外から入るのではなく鼻などを通じて耳の内側に入ります。
風邪をひいた時など、身体の抵抗力や免疫力が低下した時に感染しやすいです。
中耳炎になると内部に膿が溜まり、耳から悪臭がすることがあります。
すぐに耳鼻科に通院し適切な処置を受けることをお勧めします。
４．外耳道炎
外耳道炎は耳の奥にある「外耳道」が炎症を起こすことで、
この炎症の一番大きな原因は耳かきのやり過ぎです。
症状が軽い場合は自然治癒することがほとんどです。
しかし重症化する前兆や初期症状で、耳垢が臭くなることがあり、
さらに悪化すると腫れたり痛みを伴ったりするので
耳に異常を感じたらすぐに耳鼻科で診察を受けましょう。
[まとめ]
耳垢の臭い原因のほとんどが、皮脂汚れや皮脂で、
病気とは関係がなく清潔を保てば気にならなくなります。
しかし、耳や耳の周りの病気が原因で耳垢が臭い場合もあるので、
耳に違和感を感じたり、
清潔にしていても違和感が変わらないようでしたら、
耳鼻科に通院し診てもらうことをお勧めします。
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