舌が黄色い原因!病気と口臭にも関係が・・!
2016/02/09
東洋医学の治療が受けられる病院では必ず舌を診察します。
西洋医学では舌の診察は疾病や症状によりますね。
舌が黄色っぽくなるというをご存知でしょうか?
舌には舌苔(ゼッタイ)と呼ばれる白い苔がついています。
舌に苔が付くことは自然なことですが、
普段白い舌苔が黄色くなるとはどういう事でしょうか。
今回は普段あまり見ることのない
舌の色と原因についてご紹介させていただきます。
[舌と胃腸の関係]
舌は胃腸と深い関係があり、
舌が白や黄色なると胃腸の調子が良くないというのは本当のお話です。
日本人はストレス過多だったり、
塩分摂取量が高いので胃腸の病気にかかりやすいと言えます。
それ以外にも食べ過ぎ、飲みすぎ、喫煙、運動不足なども
胃腸の病気を誘発する原因となっています。
胃腸の調子が悪くなると口臭も発生するので、
毎日同じ時間に舌をチェックする時間を作るといいですね。
習慣化すると胃腸の疾病予防にも繋がります。
[舌が白くなる原因とは?]
白い苔の正体は、
食べカスや細胞の死骸などを口の中の細菌が分解して付着してしまうからです。
分解する際に臭いが出るため、口臭発生の原因ともなります。
加齢や体調不良、口呼吸など様々な原因で起こる現象ですが、
一番の原因は唾液が少なくなることです。
また、75歳くらいまでは、
若い人たちと比べても唾液の量はそれほど変わらないのですが、
それ以上お年を召してしまうと白い苔が付きやすい傾向があります。
鼻呼吸を意識したり、こまめな水分補給を心掛けましょう。
[舌が黄色くなってしまったら・・・]
みかんを食べた時に舌や手が黄色くなった経験は皆さんあると思います。
食品の色素が沈着した場合を除いて、
舌が黄色くなるのは少し注意が必要です。
胃腸が疲れているサインと思ってください。
黄色い舌は白い舌と同じく、
ストレスや慢性疲労、喫煙や睡眠不足等も関係しています。
暴飲暴食が原因の胃腸障害や胃酸過多、脂肪肝などが原因の場合もあります。
それに伴い胸やけや便秘、口臭なども発生するので、
気になる場合はお近くの病院で受診しましょう。
[口呼吸は危険!?]
最近話題の口呼吸でも舌は黄色くなります。
口呼吸の子供が増えているそうですが、
睡眠時無呼吸症候群などで口呼吸になっている大人も少なくはありません。
口呼吸は空気中の細菌やウイルスが身体の中にそのまま入ってしまうので、
感染症などに罹りやすくなるので注意が必要です。
口呼吸すると口腔内の湿潤さが失われ、空気中の雑菌が舌苔として
付着するので白い舌苔が黄色く変色してしまいます。
就寝中は難しいのですが、
普段自分が当たり前にしている呼吸方法に意識を向けてみてください。
きちんと鼻呼吸すると、体調が良くなりますよ。
水分補給も忘れずに行ってください。
[正常な舌の色は?]
正常な舌とは、肥大や縮小せず標準的な大きさで色はピンク色です。
舌苔は淡紅色か薄白苔になっているのが理想です。
東洋医学では「水毒」と言いますが、舌が黄色い場合、
体内に余分な水分が溜まっている状態と判断し、
下痢や食欲不振などの症状が現れます。
また、舌の色が青紫の場合、ストレスが溜まっていることが考えられ、
頭痛やめまい、不眠症などの症状が現れると言われています。
[舌苔を取り除こう!]
シュガーレスガムや昆布などが舌苔が取れやすくなる食材です。
また消化の良い食べ物や口が乾かないようにこまめに水分補給しましょう。
禁煙したり、運動をするなども有効な手段です。
規則正しい生活を心がけ、
気になる場合はかかりつけの病院に相談してみましょう。
最近では舌クリーナーも市販されていますので、
可能であれば歯医者さんで歯磨き指導を受け、
毎日丁寧なブラッシングを行いましょう。
しかし、歯ブラシで直接舌を磨くのはやめましょう。
舌が傷ついて炎症を起こしてしまう可能性があります。
[まとめ]
普段気にすることが少ないかもしれない舌は、
私たちが見てもわかる体調の変化が現れる場所です。
自然光や明るい場所で舌を確認してみませんか?
日々のちょっとした行動で、重大な疾病も予防することができるかもしれません。
朝洗顔後や夜お風呂上がりになど、手軽な健康法として是非取り入れてみましょう。
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