唾液が臭いのはなぜ?4つの原因や病気と改善する方法とは
2016/02/09
人と会話していて口臭が気になったことはありませんか?
人から感じる不快なにおいで、1番多いのは口臭だと言われています。
その、お口の嫌な臭いは唾液が原因かもしれません。
今回は、唾液が臭くなる原因と対処法について
ご紹介させていただきます。
目次
唾液が臭くなる原因
1・[食事や飲酒、喫煙によるもの]
臭いが強いものを飲食すると、
唾液に臭いが溶け込んで口臭の原因となることがあります。
食品の例としては、ニンニク、ニラ、玉ねぎ等が挙げられます。
アルコールやタバコも唾液の臭いの原因となりやすいです。
また、唾液には消化酵素が含まれていて、
口内の食べカスなどを酵素が発酵させます。
したがって、アンモニアのような臭いを発生させ、
唾液と混じり臭いを発することがあります。
2・[虫歯や歯周病によるもの]
虫歯や歯周病をわずらっていると、
炎症を起こして歯茎から血や膿が出てしまい
血や膿が唾液と混ざって臭いの原因となってしまうことがあります。
虫歯や歯周病の自覚にある方は、早めに歯科にて治療を受けましょう。
また、歯石の多い人はアンモニアのような口臭が強くなり
いずれ歯周病になってしまうことがあるので注意が必要です。
3・[舌の苔のよるもの]
舌の表面には舌苔(ぜったい)という白い苔のようなものがあります。
舌苔は食べカスや細菌などで出来ています。
通常通りの適度な量だと問題ありませんが、
過度に舌苔が溜まると、
臭いの物質が唾液に溶け込み口臭の原因ともなります。
舌苔を除去する方法は、
舌専用ブラシを使い奥から手前方向に優しくこするようにすることです。
通常の歯ブラシで舌を磨いてしまうと、
舌の表面を傷つけて出血や炎症を起こす可能性があるので絶対してはいけません。
また、はちみつは絶苔を溶かしてくれる効果があるので
一口分だけ口に含み、はちみつを舌の上を転がすようにするのもいいと思います。
4・[唾液量の低下]
唾液には口内を清潔に保つ、自浄や抗菌の働きがあります。
したがって、唾液の分泌量が低下してしまうと、菌の増殖や汚れが溜まることで口臭の原因となります。
唾液の低下の原因として考えられるのは
・口呼吸などによるドライマウス
・肉体の疲労蓄積や精神的ストレス
・服用している薬の副作用
・慢性的な疾患(シェーグレン症候群など)
が挙げられます。
[口臭予防!唾液量を増やす方法]
先ほどお話ししたように、唾液の分泌量の低下は口臭の原因となります。
ここでは唾液を増やす方法をいくつかご紹介します。
1、水分を取る
水分をこまめに取ることで、口内を潤し、
体の水分補給もされるため唾液が増やせます。
2、よく噛んで食べる
噛み応えのある食品をよく噛んで食べることで、
口の周りの筋肉を鍛え唾液の分泌向上になります。
また、普段からガムをかむ習慣をつけるのも効果的です。
3、舌の運動で唾液腺マッサージ
舌で頬内を伸ばすように左右に動かすことで唾液腺が刺激され、
唾液の分泌量が上がります。
4、ストレスを解消し、リラックスする
ストレスが溜まり緊張状態だと、
自律神経の働きで唾液が少なくなり口内が乾いてしまいます。
逆にリラックスした状態では、唾液の分泌量は増えるのです。
[まとめ]
他の病気などにも言える事なのですが、
有効な予防法として、生活習慣の改善はもちろんのこと
1番簡単で効果的なのは、口呼吸をやめ鼻呼吸を意識する事です。
普段から気を付けてみてはいかかでしょうか。
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