子供の視力回復トレーニング!自宅で簡単に出来る方法をご紹介!
子どもの視力って、いったいどのくらいなのでしょう?
一般的には、1歳で「0.2」、2歳で「0.5~0.6」、3歳で「0.7~1.0」、6歳で成人レベルに達すると考えられています。
一般的な視力検査が可能になるのは、3歳ごろからだと言われていますが、集中力がなかったり、協力しようという意識が低かったりするために、正確な視力が測定できない場合もあります。
もし、子供の視力が悪かった場合、回復トレーニングがあるとご存知ですか?
今回は、そんな子供の視力回復の方法やトレーニングについて詳しく説明したいと思います。
目次
視力が下がる原因とは?
①屈折異常の近視
人間の目の中には「水晶体」というレンズがあります。
人間の目はうまくできていて、近くの物を見るときには「水晶体」を厚くして、遠くの物を見るときには「水晶体」を薄くして、網膜にきちんと焦点をあわせることができるようになっています。
しかし、近くを見続けることなどが原因で、この仕組みがうまくいかなくなると、遠くを見た時に「水晶体」がきちんと薄くならない状態になり、視力が下がります。
これを「屈折異常の近視」と呼びます。
②軸性近視
目の長さが長くなることにより、網膜にきちんと焦点があわなくなって、見えにくくなることを「軸性近視」と言います。
近くを見続けることなどが原因のものもありますが、遺伝によるものもあると考えられています。
③外眼筋の衰え
近くをみる作業が多くなることにより、眼球を動かす機会が減って「外眼筋」という目の筋肉が弱まることにより起こると言われています。
「外眼筋」という筋肉が弱まることで、眼球にゆがみが生じて、近視や乱視、遠視などの症状が現れるとされています。
視力トレーニングの効果はあるのか?原因別に比較
①屈折異常の近視
水晶体の厚みを調節しているのは「毛様体筋」ですので、この「毛様体筋」を鍛えるトレーニングを行うことによって、視力回復の効果が期待できます。
②軸性近視
この場合は、残念ながら効果が期待できません。
③外眼筋の衰え
衰えた外眼筋を鍛えるトレーニングを行うことで、視力回復の効果が期待できます。
視力回復トレーニングの種類
①遠近トレーニング
近くのものと遠くのものを交互に見るトレーニングです。
「毛様体筋」を鍛えたり、ストレッチしたりする効果があります。
(長所)
視力回復トレーニング効果が高いと言われています。自宅で簡単にできる効果的な方法もあります。
(短所)
自宅で行う場合には、親が先生になって行うため、長続きしないことがあります。
「視力回復トレーニングセンター」や「アイトレーニングセンター」に通うほうが効果があるという意見もあります。
(自宅でできるやり方 その1)
1、鉛筆、ボールペンなどを用意しましょう。
なければ親指を使ってもかまいませんので、これを目の前に突き出します。
2、目の前にある鉛筆(又はボールペン)と、その先にある遠くの木や建物などを交互にみます。
(できるだけ遠くのものを見るようにしてください。離れているほど、「毛様体筋」が大きく動くために効果が高まります。)
3、腹式呼吸にあわせながら吸う時は近くを見て、吐く時は遠くを見るようにします。
これを「近く→遠く」で1セットとして、20回を目安に行います。
(自宅でできるやり方 その2)
1、親指の爪に「視力検査に用いられるCのマーク」を書きます。
2、それを呼吸にあわせて、目に近づけたり遠ざけたりします。
遠ざけた「C」のマークがぼやける距離と、はっきり見える距離を意識しながら行うことが大切です。
親指を目に近づけるときは、ゆっくりと(3秒くらい)、親指を遠ざけるときはやや速く(1秒くらい)行うことがポイントです。
3、これを1日3回、1回あたりの所要時間は3分を目安に行います。
②眼筋トレーニング
目の「外眼筋」という部分を鍛えることで、焦点があわなくなった目の筋肉をほぐし、目のピント調節機能を鍛える方法です。
・「3d視力回復法の本」「自分で眼球を上下左右に動かしたり、ぐるぐる目を動かしたりする方法」「指にシールを貼り、動いた指のシールを目で追う方法」
などがあります。
(長所)
「3d視力回復法の本」などは、子供でも楽しんで続けられそうです。
1000円程度で販売されており、シリーズも多く、一般の本屋さんで、簡単に手に入ります。
(短所)
「3d視力回復法の本」は幼児には、少し難しいものが多いようです。
購入前に試してみてから、購入したほうがよいでしょう。この方法もやはり、毎日続けることが大切です。
(自宅でできるやり方 眼筋体操)
1、ソファに深く腰掛けて目を閉じます。
2、考えごとを忘れます。
3、顔の力を抜きます。
4、目の力を抜きます。
5、顔を緊張させずに穏やかな表情をします。
6、まばたきをします。
特定のものに視線をやらないで、まぶたを完全に閉じない軽いまばたきを、およそ3秒に1回の割合で、1分間ほど行います。
7、中心固視
ペンを手にして書くときと同じ距離に保ったまま、ペン先を見ます。リラックスして静かに、3分から5分ほど見つめ続けます。3秒に1回程度の軽いまばたきも行います。
8、視点移動
本のページを開き、行頭の1文字だけを2~3行おきに、ゆっくりと見ていきます。約3分行います。
9、身体回転
足を15cmほど開いて立ち、腰をゆっくり回して、交互に左右を向きます。
それを、5分~10分続けましょう。
10、文字を読む
立ったままで、身体を左右にゆっくりと揺らしながら、1.5~3mほど離れた場所にある文字(カレンダーなど)を一つずつ読んでいきます。
一つ読むごとにまばたきをし、約5分間続けます。
次に片手で、片目を軽く覆って、片目で同じ運動を左右それぞれ3分ほど行います。
③明暗トレーニング
目の前を明るくしたり、暗くしたりと交互に行うことで「毛様体筋」を鍛えるトレーニング方法です。
明暗を交互にする事によって、瞳孔瞳孔が大きくなってり小さくなったりしますので、それによって眼の筋肉が鍛えられます。
また、ブルーライトなどのパソコンやゲームなどから発せられる明るい光などは、人の目には疲れや負担がかかり非常に良くありません。
トレーニング同様に、ゲーム機などにブルーカットフィルムなどを貼るなどの配慮も大切になります。
(自宅でできるやり方 明暗トレーニング)
1、メガネなどは外して行いましょう。
2、蛍光灯などから1~2mほど距離をとり、10秒ほど光を見つめます。
3、光を見た状態で、両手で両目を覆い、光を遮断します。(目は開けたままにしておいてください)そのまま10秒数えます。
4、この動作を、約2分間続けて行います。
④遠くの緑を見る方法
目は近くに焦点を合わせていると筋肉が疲れてしまうため、遠くを見つめる事で、目の緊張がほぐれ、筋肉がリラックスする効果があります。
緑色に視力をアップする効果があるわけではなく、緑色には人の心を落ち着かせ、リラックスさせる効果がありますので、この方法がよいのだと昔から言われていると考えられます。
昔の人たちが、生活の中で得た「疲れ目回復の知恵」であると言えますね。
視力アップの劇的な効果があるわけではありませんが、目にとってよい行動であるとは言えるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まずは、お子さんの視力低下の原因を探り、自身たちに合ったトレーニング法を実践してみましょう。
また、視力低下を防ぐために環境や食事にも気を使ってあげましょう。
テレビやゲームの画面を近距離で直視させたり、薄暗い状態での勉強をさせないように気を付けることが大切です。
食事においては、たんぱく質をしっかり摂取出来るようにしましょう。
子供の視力について気になるときは、眼科で相談してみましょう。
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