舌のぶつぶつした赤い斑点が痛い!5つの原因と病気をご紹介
2016/02/09
人間の体の中でも舌は体の不調などの異変を、
いち早く教えてくれる器官なのを知っていますか?
舌に赤いぶつぶつとした斑点ができていて、
ピリピリとした痛みを感じる症状は
何かの病気のサインなのかもしれません。
今回は舌がぶつぶつして赤くなる原因と対処法について
ご紹介していきたいと思います。
①口内炎
口内炎が原因で舌が赤くぶつぶつした症状を引き起こすことがあります。
口内炎ができるきっかけは、火傷や口の中の傷以外にも
ビタミンB2の不足や、胃腸が弱っていたり、貧血などが考えられます。
口内炎の治療には、口内を清潔に保つためにうがいをすることと、
バランスの良い食事、十分な睡眠が最も効果的です。
②溶連菌感染症
溶連菌感染症は「イチゴ舌」と呼ばれている、
舌に赤いぶつぶつができるといった症状のウイルス性の病気です。
舌の赤いぶつぶつ以外にも風邪を引いたときのように、
発熱・のどの痛み・全身の発疹といった症状が引き起こされます。
一般的には子供がかかりやすい病気ですが、
大人でもかかることがある病気です。
病院を受診すれば、口の中の粘膜を取る検査ですぐに診断がつきます。
抗生物質を服用すれば、数日で症状の改善が見られますが、
完治までは2~3週間かかります。
また、溶連菌感染症は治療しないで放っておくと、
急性腎炎やリウマチ熱を合併症として起こす可能性があります。
治療期間中はのどに刺激が強い食べ物(熱いものや辛いもの)は控えましょう。
また、くしゃみや咳などの唾液で人から人へうつる事もありますので、注意が必要です。
③咽喉頭異常感症
咽喉頭異常感症は、咽喉の頭部や食道がイガイガしたり、
締めつけられるような不快感、
食べ物が飲み込みずらいといった症状が引き起こされる病気です。
舌の腫れや赤いぶつぶつができる症状もあらわれることもます。
喉頭異常感症の原因は、ストレスや疲労といわれていて、
風邪や胃カメラ検査をきっかけに、
のどの違和感が取れないというパターンもあるようです。
喉頭異常感症を治療するいちばん効果的な方法はストレスや不安を取り除くことです。
症状が続く場合には病院を受診しましょう。
④有郭乳頭
有郭乳頭とは舌の奥の方に小さなぶつぶつとした突起ができる病気です。
強い痛みはありませんが、少しピリピリとした感じがすることもあったり、
のどの奥に違和感を感じることがあります。
有郭乳頭の原因ははっきりとはわかっていませんが、
ストレスが原因ではないかといわれています。
有郭乳頭がなにか悪い病気の前兆ということはなく、
悪性かと心配する必要はありません。
ストレスや体調不良で引き起こされることもあるので、
普段の生活を見直して様子を見るといいでしょう。
味覚異常があったり、症状が長引く場合には病院で相談してみることをおすすめします。
⑤舌扁桃炎
舌扁桃炎とは、のどの奥上部にある舌扁桃と
呼ばれる部分が炎症を起こす病気のことをいいます。
痛みはほとんどありませんが、
のどの違和感や赤いぷつぷつができることもあります。
舌扁桃炎は咽頭炎や喉頭炎、自律神経失調症や更年期障害が
原因で引き起こされることがある病気です。
痛みがないからと言って放置すると、舌扁桃が腫れて高熱が出てしまいます。
高熱が出るまで悪化させてしまうと、
治療も長期間になってしまうので、そうなる前に対策しましょう。
舌扁桃炎の治療法として効果的なのは、
こまめなうがいで口の中を清潔に保つことです。
予防のためにも早めの対策が大切です。
慢性化してしまうと手術をしなければならない場合もなるので、
早めに病院を受診するといいでしょう。
■まとめ
舌がぶつぶつして赤くなる原因と対処法をご紹介しました。
原因は特定できましたか?
今回紹介した原因の中で最も注意が必要なのは溶連菌感染症です。
せきやくしゃみで飛沫感染するので周囲への感染にも気を配りたいですね。
感染を予防するためにも手洗いうがいと栄養のある食事を心がけましょう。
いずれの原因の場合にも不安を感じるなら
病院で相談してみるといいですよ。
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