ぎっくり腰!期間別の症状と完治までの日数は?
2016/03/24
ぎっくり腰を経験したことがある人ならお分かりいただけると思いますが、あまりの激痛に、一体いつになったらこの痛みから解放されるのか、不安になりますよね。
突然ぎっくり腰になったとき、慌てないためにも、どのくらいで治るのか、いつまで治療すればいいのか、知っておきましょう。
今回は、ぎっくり腰の期間別の症状についてご紹介させていただきます。
ぎっくり腰を発症しておこる症状
ぎっくり腰は、急な動作や重いものを持ったりしたときになることが多いですが、元々は慢性的な疲労や筋肉の衰えが根底にあり、そのうえに腰に極端な負荷がかかって発症してしまう症状です。
ぎっくり腰になると、『なった瞬間激痛が走り、そのまま動けなくなる』というイメージがあります。
もちろんそうなることもありますが、そこまでならない症状もあります。
ぎっくり腰の時、どのような症状が多いかというと、
・動くと痛みが走る
・立ったり座ったりが困難
・くしゃみや咳をすると痛む
といった症状が主になります。
いずれにしても、ぎっくり腰になる前には考えられないほど、動きが制限され、日常生活がままならなくなります。
ぎっくり腰が完治するまでの期間
では、この症状はいつまで続いて、いつになったら治るのでしょうか?
その目安をご紹介します。
もちろん、個人差がありますし、症状の程度によっても違います。
このケースは、動けないくらいの痛みからの回復、という前提で、あくまで目安としてみてください。
<初日(発症日)~3日目>
ぎっくり腰は、発症したときが最大の痛みを感じる瞬間です。
まずは、何か作業をしていたとしても中止し、最大の痛みをやり過ごしましょう。
そして、最初の一撃の痛みが過ぎたら、静かに横になりましょう。
このとき、両足を曲げた状態で横向きになるか、仰向けで両膝を曲げて横になると、腰に負担がかかりにくくなります。
いずれか楽な姿勢をとり、腰が動かないようにクッションなどをあてると尚よいです。
発症した当日は、とにかく激しい痛みが続きます。
それに伴い、おおかた下記のような状態になります。
・歩けない、動けない
・寝返りもできない
・よってトイレに行くのも大変
・痛くて眠れない
あまりに痛いようであれば、痛み止めを服用してください。
2日目もさほどよくなった感じはしないかもしれませんが、3日目くらいから痛みが緩和され、ゆっくりなら歩けるようになります。
コルセットなどで腰を固定すると安心です。
<4日目~6日目>
4日目くらいになると、痛みが軽減されていくのを実感できるようになり、無理をしない範囲で、椅子に座ったりもできるようになります。
更に、5日目・6日目となると、かなり痛みがなくなってきて、出歩いたりも可能になっていきます。
この時に、病院に行って検査してもらう事もできます。
軽い動作の仕事なら出来るようになります。
<7日目~9日目>
ほぼ痛みがなくなり、概ね日常生活に戻れるようになりますが、無理をすると痛みがぶり返しかねませんので、まだ注意が必要です。
仕事も普段通り出来るようにはなります。
<10日目~14日目>
痛みも消え、ぎっくり腰を発症する前とほとんど変わらない生活が送れるようになります。
もし、2週間以上経っても痛みが治まらない場合は、別の病気の可能性もありますので、整形外科で詳しく検査することをお勧めします。
まとめ
人によっては、2日程度で、痛み止めを服用しながら仕事に復帰する人もいますが、たいていの人は2日目までは痛みが強く、動きがかなり制限されるがほとんどです。
ですが、激しい痛みは長くても2、3日で治まります。
そして2週間ほどで完治するといった例が多いようです。
仕事をしている人なら、特に早く治さないといけないと思いますよね。
ぎっくり腰を早く治したい方は、是非こちらの記事もご参考下さい。
ぎっくり腰は文頭に書いたように、慢性疲労や筋肉の衰えが深く関わっており、一度発症すると、クセになって慢性化することも多いようです。
再発しないために、まずはぎっくり腰の症状をきちんと治してから、日々の生活に筋トレやストレッチを取り入れ、筋力と柔軟性を高めましょう。
そして、十分な休養も重要な再発防止の要素です。
二度とあの激痛を味わうことのないようにしたいですね。
ぎっくり腰の際は、整形外科を受診しましょう。
ぎっくり腰には前兆があります。こちらの記事もご参考下さい。