肋骨にひびが入った時の痛みとは!症状や治療法もご紹介!
2016/02/14
肋骨は骨折したり、ヒビが入ると結構大変です。
くしゃみや咳き込むと痛いし、食べ物を飲み込む時に激痛が走るなど、
日常生活の動作一つ一つに影響が出てしまいます。
でも、肋骨にヒビが入ったけど、
入院しなかったというお話を聞いたことはありませんか?
医療関係者によると、怪我の程度によりますが、
治療できることが無い場合もあるという事です。
肋骨は足指と並び、骨折やひびが入りやすい場所として知られています。
今回は、肋骨にひびが入った時の症状や治療法
についてご紹介させていただきます。
[肋骨とは]
肋骨は、内臓や呼吸器を外界からの衝撃等から守り、
ほとんどの脊椎動物に肋骨があります。
人間の肋骨は全部で24本あり、左右双対を成しています。
また肋骨にはそれぞれ名称があり、第一肋骨~第十二肋骨と呼ばれています。
肋骨は1本1本が細く、衝撃や圧迫に対して脆弱性があり、咳などが原因の疲労骨折も起こりやすいと言われています。
もし肋骨が頑強な作りの骨では、
肋骨の中にある呼吸器の動きが妨げられてしまいます。
また身体を捻ったり、捩じったりなどの様々な動作に柔軟に対応できるような形状になっているのです。
[肋骨にヒビが入る原因とは]
肋骨のヒビは転んだり、ぶつけたりなど、不意のアクシデントにより発生します。
また大きな外傷があればすぐ分かりますが、高齢者に多い腰の圧迫骨折などのように、知らないうちに折れていたり、痛みなくヒビが入るケースもあります。
スポーツをたしなむ方に多い怪我ですが、
身体を捻るような動作が多いゴルフなどが特に好発します。
これは肋骨疲労骨折と呼ばれ、
骨を引っ張るような動作や圧迫などで引き起こされます。
運動前後にしっかりと準備運動をしておきましょう。
女性の高齢者に多い骨粗鬆症も骨が折れやすくなったりヒビが入る原因となります。
咳き込むだけでも対処が必要な場合もありますので、医師とよく相談してください。
骨粗鬆症は整形外科を受診しましょう。
[どんな症状が現れる?]
主な症状としては
・寝返りを打つと肋骨に痛みを感じる
・横向きで痛みを感じ寝れない
・深呼吸をすると激しく痛む
・咳やくしゃみが肋骨に響く
・内臓の内側に痛みを感じる感覚がある
となります。
骨折する場所にもよりますが、寝がえりや体を少し動かしただけで痛みが走ります。
深呼吸が出来ず、咳やくしゃみで激しい痛みを感じることもあり、
笑ったりするだけでも上半身に負担がかかります。
そのほかに圧痛や内出血、腫れなどの症状が現れることがあります。
痛みがひどい場合は、内臓や肺に損傷をきたしていたり、
それらを圧迫している可能性がありますので早めに整形外科を受診してください。
[効果的な治療方法とは]
肋骨が骨折したりヒビが入っても、手術するケースは稀です。
一般的な治療法は、取り外しが効くバンドやコルセットで固定します。
安静にして回復を待ちますが、痛みが辛い場合は鎮痛剤などが処方されます。
骨折はレントゲン撮影により診断ができますが、ヒビの場合は、映らないケースが多いようです。
医師の所見が大切ですので、信頼できる病院で受診してください。
[治療期間の目安は?]
怪我の程度や年齢にもよりますが、
小さいヒビや疲労骨折なら2~3週間から1ヶ月前後というところでしょう。
痛みが軽い場合は、主治医と相談の上、
職場復帰も可能ですが、重たいものを持たないように気を付けましょう。
軽く考えずにしっかり養生することが大切です。
[まとめ]
骨折の予防のため、普段の食生活から
カルシウムやビタミンD、たんぱく質などを積極的に摂取しましょう。
女性に多い骨粗鬆症は遺伝も関係しているので、
食事内容に気を配り、日常生活に運動を取り入れた方がいいですね。
また現在、骨折で治療中の方は
サプリメントなどで補えるプロテインを活用すると早期治療に貢献してくれます。
老若男女問わず、怪我や不測の事態に備えることが肝心ですね。
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