ケフレックスカプセル250mg（セファレキシン）の副作用や効果について！
「ケフレックス」とはどういうお薬なのでしょうか。
医療の現場では、よく目にする割となじみ深いお薬ではあります。
そんな「ケフレックスカプセル250ｍｇ（セファレキシン）の副作用や効果」について、ここで詳しく説明したいと思います。
ケフレックスとは？
ケフレックス(成分:セファレキシン)は感染症の治療に使われるセフェム系の抗生物質です。
細菌の細胞壁を破壊して細菌を死滅させますが、人の細胞には作用しないので、副作用があまりなく、ショック症状をおこすことが少ないお薬となっています。
現在では抗生物質の生産量の多くが「ケフレックス」をはじめとする「セフェム系」のお薬で占められています。
効果・効能
・黄色ぶどう球菌
・表皮ぶどう球菌
・溶血性連鎖球菌
・大腸菌
・クレブシエラ菌
・淋菌
・腸球菌
などの細菌によって引きおこされた感染症に対して効果があります。
具体的には、
肺炎、気管支炎、膀胱炎、腎盂腎炎、膿皮症、瘭疽、咽頭炎、扁桃炎、中耳炎、麦粒腫、胆嚢炎、リンパ節炎、細菌性心内膜炎、猩紅熱、敗血症、乳腺炎、副鼻腔炎、歯周組織炎
などの病気に対して使用されるお薬になります。
用法・用量
大人および体重20kg以上の子供は、1回1カプセル（主成分として250mg〕を6時間ごとに服用しますが、重症などの場合は1回2カプセル（500mg）を6時間ごとに服用します。
治療を受ける疾患や年齢・体重・症状により変わってきますので、必ず指示された服用方法に従うようにしてください。
血液中の濃度が一定でなければ効果が出ない薬なので、指示された時間ごとに使用することが大切です。
飲み忘れたと気づいたときは、気がついたらすぐに飲んで、あとは指示通りに飲んでもかまいません。
２回分をまとめて飲む、自己判断で中止するなどの行為は、治療の妨げになるばかりでなく、医師の判断を誤った方向に導くことにもなりますので、絶対に辞めましょう。
また、妊娠中や妊娠している可能性のある方は、服用前にその旨を医師に必ず相談してください。
保管・使用上の注意
保管は、直射日光と湿気を避け、室温で保管してください。
もし、薬が余った場合は、保管しないで廃棄しましょう。
頻繁に処方されるお薬ですので、年配の方は「よく効くお薬」だと解釈して、飲まずにとっておいたり、他の方にあげたりすることもあるようです。
医師はその方の病状をみて、お薬を処方していますので、処方されたお薬は必ずきちんと飲むようにして、他の人にあげたりしないようにしてください。
もし、その人があなたの知らない持病を抱えていて、以下の項に示したような副作用を起こしたりしたら、大変なことになります。
めったに起こるものではありませんが、特にショック症状は恐ろしい副作用で、最悪の場合、死に至ることもあります。
お薬には必ず副作用があるのだということを肝に銘じておきましょう。
副作用
過敏症状として「発疹(ほっしん)」「じんましん」「かゆみ」「顔のむくみ」などのアレルギー症状をおこすことがあります。
他に「吐き気・嘔吐」「下痢」「腹痛」「食欲不振」「口内炎」「頭痛」「倦怠感」などが現れることもあります。
また、まれではありますが「ショック状態」を起こしたり、「黄疸」や「肝機能障害」「腎障害」「肺炎」などを起こしたりすこともあります。
特にショック症状には注意が必要で、以前同じ種類の抗生物質で、アレルギー症状を起こした場合はもちろんですが、家族にアレルギー症状が強い人がいる場合は、自分にアレルギーの経験がなくても注意が必要です。
薬を飲んだ後に
・口が異常に乾く、めまい、耳鳴り、頻繁な便意、喘鳴(ぜんめい)（呼吸のたびにのどをゼイゼイ・ヒューヒューさせる）
などがおこったときはショック症状の前兆のこともあるので、その後の内服を中止して、すぐに医師に診てもらうことが大切です。
副作用というわけではありませんが、私自身「ケフレックスカプセル」を使用した経験があり、薬を飲むのがもともと苦手なので、大きなこの薬を飲み込むのに苦労した記憶があります。
医師も考慮して処方してくれているとは思いますが、誤飲しやすい高齢の方などは気を付けた方がいいかもしれません。
同じ分類の薬もたくさんありますし、形態が違うものもありますので、医師に相談してみるのも一つの方法だと思います。
まとめ
「ケフレックス」は副作用が少なめでよく使用されているお薬ではありますが、ものごとに100％はありません。
副作用が起こりうることも考えて、無茶な使用方法をしないように気を付けましょう。
病院では、簡単な手術のあとの感染予防として、同じタイプの抗生物質が処方されています。
副作用の報告はそんなに多くはありませんが、飲み忘れる方が案外多いそうです。
自分のつらい症状を抑える薬は飲み忘れないものですが、予防する薬は忘れやすいものなのですね。
100円ショップなどにもポケット付きの「お薬カレンダー」などを販売していますので、利用して飲み忘れないように気を付けていただきたいと思います。
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