手足口病の大人の症状!仕事は出勤してもいいの?
2016/04/03
手足口病といえば、三大夏風邪の一つで、子供が夏にかかるイメージの病気となっています。
実際に、手足口病になった方の90%は5歳以下の乳幼児との統計結果もあるほど、小さな子供にかかる病気なんです。
自分の子が病気になった時に気になるのは、大人には感染しないのか?ですよね。
実は手足口病は、大人にも感染する病気なんです。
しかも、大人が感染した場合、子供と違って重症化する可能性が高い病気にもなっています。
今回は、大人が手足口病に感染した時の症状についてご紹介させていただきます。
手足口病の症状
一般的な手足口病の症状
・発熱(ほとんどの場合38℃以下)
・口の中や手のひら、足の裏、お尻などに水泡(2~3mm)ができる。
・食欲低下
・口内炎
・喉の痛み
といったものがあります。
しかし、これはあくまでも子供の場合になります。
子供の手足口病についてはこちらの記事をご参考下さい。
大人の場合、感染する確率は0.6%ぐらいだと言われており、感染してしまうと子供より症状が重くなる傾向があるのです。
大人と子供の症状の違い
症状といえば子供と似ているのですが、大人の場合はそれ以上の症状になることもあります。
手足口病にかかった大人の体験談を見てみると、
・39℃以上の高熱が2日間つづいた。
・口内炎がのどの奥までできて、痛くて固形物が食べられない状態だった。
・指や手も痛くて曲げれない。
・水や唾を飲み込むのにも激痛が走った。
・痛くて靴下も履けない。
・足裏にできた水泡が腫れて赤くなり、歩くと激痛が走った。
・両手全体が腫れあがって、痛いかゆい状態が続いた。
といった声があります。
大人が手足口病に感染すると、約3割の確率で40℃近い高熱がでることがあります。
症状はさまざまですがみなさん一番苦しんだのは、のどの奥の痛さという方がとても多く、鎮痛剤を使わないと水も飲めないほど苦しんだ方もいらっしゃるようです。
次に発疹や水泡で、大人の場合は水泡が2~10mmと大きくなることがあり、痛みかゆみもひどく、歩けなくなったという方もいらっしゃいました。
また、高熱とともに関節痛や頭痛が出て苦しんだ方もいます。
痛い思いをして苦しんだ話ばかりなので、大人だから大丈夫だとは思わない方がいいですね。
手足口病の治療
手足口病には、特効薬などはありません。
ですので、発熱、発疹、水泡などのそれぞれの症状を緩和する治療法しかありませんので、予防をしっかりして感染を防ぐことが一番大事なのです。
手足口病の予防法に関してはこちらの記事をご参考下さい。
大人の場合は高熱や痛み、かゆみが強いので、続くようでしたら早めに皮膚科、内科へ行くことをおススメします。
病院へ処方された塗り薬などで、痛みやかゆみを和らげるといいでしょう。
また、手足口病で気をつけたいのは脱水症状です。
大人の場合は、のどの奥まで痛みが酷い場合、食事を取るのも困難になります。
脱水症状を引き起こさないためにも、スポーツ飲料などで水分を取りながら、部屋を涼しくしてゆっくりやすめるようにしましょう。
もし、水分を取るのも困難な場合は、氷などを舐めたり、ふくんだりして、脱水症状しのぐのも一つの手です。
仕事は?会社に出勤してもいいの?
基本的には、子供の保育園や幼稚園でも出席停止の対象にはならないように、大人の場合でも重症ではないかぎり、出勤する方がほとんどになります。
ただし、手足口病の場合は感染力が強く、発症から2週間は周囲も感染する恐れがありますので、まわりの人へうつさない為に注意する必要があります。
基本的なマナーとして、マスクの着用やうがい、手洗いの徹底は必ずするようにしましょう。
また、飲食業や食品を衛生的に扱う仕事をしている方や、受付など接客などで多くの人と接する業務の方は、事前に出勤しても良いのか会社と相談した方が良いでしょう。
感染を防ぐためには、細心の注意は払うよう予防はしっかりとしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回分かったことをまとめてみました。
・大人が感染する確率は0.6%ほど
・感染すると子供より重症化しやすい
・特効薬はない、脱水症状にならないよう注意する
・仕事は基本的には出勤する方がほとんど
・周りに感染させないように、予防を徹底することが重要
子供が手足口病になると、世話をする大人は大変で、ついつい自分のことは後回しにしてしまいがちですが、大人が感染すると重症化する病気ですので、十分に注意する必要がありますね。
手足口病は、皮膚科、内科のいずれかを受診しましょう。
手足口病に関してはこちらの記事もご参考下さい。